エゴマのブログ

ミニマルな生活とノマドを目指す或る日の記録

ホームレス小谷さんどうしてるかな?

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エゴマ@photolibrary

 

いつも気になってツイッターをみるとますます元気に活動しています

 

じぶんはといえば相変わらずのあいかわらずなシンプルな生活です

 

そこで本は読むたびに同じ本でも違う本を読む様な変化があるということから安上がり

でもありますから本を読もうと思い立ちました

 

二心ないのとホームレスであるといえばホームレス小谷さんとの共通点を持ち

 

ミニマルな生活を目指すものとしてはその極地 遠く及ばない そう一遍さんですね

 

そこで久々に「一遍上人語録」をぺらぺらとあちらこちらに目を落としては又ぺらぺら

とやっているうちに気づくことが幾つかありました

 

「身を観ずれば水の泡 消えぬる後は人もなし」は導入部ですから何はなくとも目を通

し納得します

 

道具秘釈(どうぐひしゃく)では身の回りの十二の道具を阿弥陀仏の十二の徳になぞら

えているところが新鮮に感じました 阿弥陀仏に愚かな現代人は抵抗を感じていたとい

うことへの謝罪の気持ちを込めて噛み締めながら箇条書きにしてみたいと思います

 

一、引入(飯を盛る椀鉢) 無量光仏の徳

一、箸筒 無辺光仏の徳

一、阿弥衣(網衣・編衣) 無礙光仏の徳

一、袈裟 無対光仏の徳

一、帷(かたびら) 炎王光仏の徳

一、手巾 清浄光仏の徳

一、帯 歓喜光仏の徳

一、紙衣 智慧光仏の徳

一、念珠 不断光仏の徳

一、衣 難思光仏の徳

一、足駄 無称光仏の徳

一、頭巾 超日月光仏の徳

 

本願の名号の中に、衆生の信ずべき徳あり。衆生の信心の上に、十二光の徳を顕す。他

力不思議にして、凡夫は思量し難し。仰いで弥陀の名を唱へて、十二光の益を蒙るし。

南無阿弥陀仏〈一切衆生、極楽に往生せむことを〉

 弘安十年三月朔日  一遍

引用:「一遍上人語録」 大橋俊雄校注 岩波文庫

 

そして ここは何度読んでも心に染みて来ます

 

空也上人へ、ある人、念 仏はいかがもうすべきやと問ひければ、「捨てこそ」とばかり

にて、なにとも仰せられず。是誠に金言なり 

 

引用してみます

夫(それ)、念仏の行者用心のこと、しめすべきよし 承 候。南無阿弥陀仏とまうす

外、さらに用心もなく、此外に又示すべき安心もなし。諸の智者達の様々に立おかるゝ

法 要どもの侍るも、皆諸惑に対したる仮初めの要文なり。されば、念仏の行者は、かや

うの事をも打ち捨て、念仏すべし。むかし、空也上人へ、ある人、念 仏はいかがもうす

べきやと問ひければ、『捨てこそ』とばかりにて、なにとも仰せられずと西行法師の

撰集抄に載られたり。是誠に金言なり。念仏の 行者は智恵をも愚痴をも捨、善悪の境界

をもすて、貴賤高下の道理をもすて、地獄をおそるゝ心をもすて、極楽を願ふ心をもす

て、又諸宗の悟りをもすて、一切の事をすてゝ申す念仏こそ、弥陀超世の本願に 尤かな

ひ候へ。かやうに打あげ打あげとなふれば、仏もなく我もなく、まして此内に兎角の道

理もなし。善悪の境界、皆浄土なり。外に求べからず、厭べ からず。よろづ生きとしい

けるもの、山河草木、ふく風たつ浪の音までも、念仏ならずといふことなし。人ばかり

超世の願に預にあらず。またかくのごとく愚老が申事も意得にくく候はば、意得にくき

にまかせて愚老が申す事をも打ち捨て、何ともかともあてがひはからずして、本願に任

せて念仏したまふべし。念仏 は安心して申も、安心せずして申も、他力超世の本願にた

がふ事なし。弥陀の本願に欠けたる事もなく、あまれることもなし。此外にさのみ何事

をか用心 して申べき。ただ愚なる者の心に立ちかへりて念仏したまふべし。南無阿弥陀

仏   一遍

引用:「一遍上人語録」 大橋俊雄校注 岩波文庫

 

全てを捨てるとは名案です 即解脱 一切から自由になれる しかしこの娑婆にいる限

り難しいだろうことは想像がつくのですが一遍さんは違いました五一歳で世を去るまで

歩き踊り札を配り念仏し続けました

 

平安鎌倉時代は遊行出家が今よりは実行し安かったのか では今はどんなかたちが可能

なのか等と時々考えるが当然のように答えはでてこない

 

捨てきれぬとはいえ ヒントを与えてくれてはいないだろうか せめて凡夫は自由な世

界に想いを馳せて いらぬものを一つひとつと捨てていきましょう

 

何年経っても色あせるどころか魅力を増し続ける鎌倉時代の自由人 一遍さん にも想

いを馳せました

 

不思議なホームレス小谷さんもじぶんを勇気付けてくれます 毎日ツイッターをチェッ

クするのが楽しみです

 

ありがとうございました

 

参考資料:「一遍上人語録」 大橋俊雄校注 岩波文庫

 

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